こんにちは!くま吉です。(@hanatare_kuma)
わが家では、食洗機(食器洗い乾燥機)を使い始めて1年5か月になります。
今では、家事をする上で食洗機なしの生活は考えられません。
安価なものではないので購入を迷いましたが、次の2つの理由から購入を決断。
- 人間がするよりもきれいに洗える
- 育児の時間確保
家事にかかる時間を短縮し、負担を軽くしてくれる強い味方である食洗機。
共働きをしつつ、これから本格的に育児を始めるという人に、食洗機のメリットとデメリットについてお伝えします。
目次
はじめは買うつもりがありませんでした
いつだったか記憶はありませんが、妻との会話の中で何度か「食洗機がほしい」と言われたことがありました。
確かに夫婦共働きで忙しかったので、日々の家事をするのにも十分な時間があるとはいえませんでした。
その上、さらに子どもが産まれたら育児の時間も確保しなくてはなりません。
時間を効率的に使うことを考えれば、最も欲しいと感じる家電。
しかし、そのときは購入しようとはならなかったのです。
というのも、私はろくに調べもしないで次のようなことを考えていました。
これまでも手でやってきたんだし……。
時間はかかるけど、ちょっとがんばれば……。
けっこう高価な家電だし……。
そもそも場所がないよね、どこに置くの?
今思うと、印象だけでそんなことを言っていた過去の自分を叱ってやりたいです。
結局、そのときの会話は私の「自分も洗い物するから」で終わりになりました。
私は実際、家にいるときはよく食器洗いを担当していました。
しかし、長い目で見れば帰宅が遅くなる日も疲れきってできない日もあり、とてもじゃありませんが毎日などという頻度ではできませんでした。
生きていく限りは、朝昼夜と毎日続く食器洗い。
妻の立場に立ったときの負担の大きさを、私は全然理解していなかったのです。
今さらですが、妻にはごめんなさいと謝ることしかできません(本当、反省)
迷いながらも購入を決めた理由
自分が購入を決断したのは、メーカーさんのホームページや個人のブログを読んで、いろいろと調べてみたことがきっかけでした。
特に、商品紹介の動画で流れたある言葉に強い衝撃を受けたのです。
それは……。
「手洗いよりもきれいです♪」
えっ?!いや、そんなわけはないでしょ……。機械がやるよりも人間の手でやったほうがていねいだし、絶対にきれいなはずでしょ!
私はそう思い込んでいたのです。
だからこそ、多少時間がかかっても自分の手でやったほうがいいと思っていました(小さい子がいるのだから、なおさら衛生面は気になったのです)
しかし、動画を見て知らされた“人間の手でやるよりも、機械がやったほうがきれいになる” という衝撃的な事実。
家事にかかる時間が短縮できて、自分が洗うよりもきれいに仕上がるのなら、この時点でもう迷う理由はありませんでした。
その日のうちに「よし、食洗機を買おう!」と決めたのです。
食洗機を使うメリット
1年以上食洗機を使い続けてわかった、食洗機を使うことのメリットについてお話します。
私たちが購入した食洗機は「パナソニック NP-TR9」です(メーカーの生産は終了していますが、中古品は流通しているようです)
時間を有効活用できる
なんといっても、時間を有効活用できるというのが最大のメリットです。
育児中は、やりたいことがあっても自分のペースで進められないので、わずかな隙間時間を有効に使っていく必要があるものですから。
試しに、ある日の食器(下の写真)を手洗いして時間を計ってみました。

私の場合、食器の量にもよりますが拭きあげまでを含めて1回に約20分はかかりました。

1回に20分としてもそれが朝昼夜の3回となれば、60分=1時間です。
その1時間を子どもと向き合う時間に使えたら、育児にもっと余裕ができますよね。
わが家では、食べ終えたらすぐに食器を食洗機に入れ、スイッチをピッ。
あとは子どもに絵本を読んだり、マグネットシートで遊んだりしながら自由にすごします。
この時間が至福の時間です。
拭きあげいらず
食洗機は“食器洗い乾燥機”の略ですから、乾燥の設定をすると洗った食器を乾かしてくれます。
この機能がまたいいんです。
というのも、手洗いで食器を洗うと「洗う」→「水でゆすぐ」→「ふきんで拭きあげる」という作業が必要です。
この「ふきんで拭きあげる」という最後の工程が意外とクセもので……。
というのも、食器の数が多いと拭いているうち、ふきんがぐちゃぐちゃに。
次第に、拭いても拭いても食器に水が残るようになり、ここでもけっこうな時間がかかってしまうのです。
“食器乾燥機”という専用の商品があるくらいなので、この作業がわずらわしいと感じたことのある人も多いのではないでしょうか?
食洗機なら、洗い終わった食器はほとんど乾いているので、そのまま食器棚へしまえるものがほとんど。
水滴が残っている場合も、さっとひと拭きで完了するレベルです。
手荒れが減る
妻はもともと肌が弱く、水仕事をするとすぐに手が荒れてしまいます。
特に冬場は、手の指の関節部分が荒れてひび割れ「痛っ!」と声を上げていました。
手荒れって、治ったかと思うとまたパックリ……。
なかなか治らないというだけで、ゆううつな気持ちになりますよね。
洗い物を食洗機に任せてからは、ひび割れする頻度が大幅に少なくなったそうです。
手荒れがまったくないとはいえないものの、妻はとってもうれしそうです♪
家計節約の効果
Panasonicの公式紹介ページには、節水について“手洗いの1/7の水で洗える”と紹介されています。
1年間毎日2回使った場合、1年で約25000円分の節約になるのだとか。
正直私は比較してみたことがないので、これだけの節約効果があるのかわかりません。
でも、確かに手洗いで食器を洗うとけっこう水を使うんですよね。
おけなどに水をためて洗うとよくわかります。
そこで節水を意識して洗うと、今度はなかなか窮屈で時間もかかり……。
機械が人の手洗いよりもきれいに洗ってくれて、さらに節水効果があるとなればいうことありませんよね。
節電についても“エコナビで最大約20%も節電・節水”とあります。
残念ながら普段あまりエコナビ運転中になることがなく、こちらも詳しくデータを比較したことがありません。
でも、食洗機を買う前後の電気代を比較してみたら面白そうですね。
気が向いたらやってみます♪
油が落ちてすっきり
冬場は手がカチコチに冷たくなって痛いので、お湯を使って食器をゆすぐという人も多いと思います。
お湯でゆすぐと食器の水のキレも良く、拭きあげるのも楽なんですよね。
食器についた豚や牛の油が溶け出すのは40~50℃くらいの温度です。
しかし、お湯にスポンジを浸してから洗剤を泡立てて洗ったとしても、40度以上の温度を保つことは難しいです。
すぐに冷めてしまいますし、なにより手が熱いので私には我慢できません。
食洗機は、その点40~80℃という高温で洗えるのです。
つまり、手洗いではどうしても“油が落ちにくい温度で洗う、非効率的な洗い物”を、食洗機は高温で効率的にできるということになります。
悔しいですが、これも人間にはかないません。
お手入れは超簡単
毎日2回、多い日は3回使っているわが家の食洗機ですが、1年をすぎても元気に活躍中です。
お手入れは超簡単。
便利な機械ほど、そのお手入れにひと手間あったりするものですが、その点でも食洗機は優秀といえます。
①毎回
毎回の使用後に、“残さいフィルター”をそうじします。
そうじといっても、フィルターを水でゆすぎながら歯ブラシなどでゴシゴシして、残さいを流すだけです。
約20秒で終わります。
②月に1回
専用洗剤を多めに入れて「お手入れ」コースに設定し、スタート!これだけです。
約130分間ほったらかせば、いつの間にかお手入れが完了しています。
取扱説明書には
「食器を入れる部分である上下のかごを取り出し、ドアの左右奥の隙間やパッキン部分、ヒーターカバーなどの部分を綿棒などでそうじする」
ようなことが書かれていますが、こちらはやったことがないです(笑)
汚れに気づいたときは、さっとふきんで拭きとるようにはしていますが。
気持ちが楽になる
これが一番言いたかったのかもしれません。
これまでは、お腹いっぱい美味しい食事をした後に、必ず食器洗いの時間がありました。
あれを洗ってこれを洗って…今までの幸せな時間が急に現実世界に塗り替えられていきます。
食洗器に任せられると思うと一気に気が楽になります。
仕事や外出から帰ってきた際にも、「食器洗いはもう終わってるもんね♪」と言える、小さな幸せをぜひ味わってもらいたいものです。
食洗器を使うデメリット
次に、食洗機を使うことのデメリットについてお話します。
場所をとる
食洗機の購入を検討した際に大きな壁となったのが、設置場所でした。
設置底面積55cm×約35cm、設置高さ約65cm
これにドアが上下に開くため、約8.5cm分の高さの余裕が必要になります。
メジャーを引っ張り出して台所の寸法を測り、料理をする際に不便がないよう、妻と一緒に動線やレイアウトを繰り返し検討しました。
検討した結果“無理かもしれないな”という判断を出しかけたのですが、試しに電気屋さんで相談してみると“設置できるかも”ということに。
その後実際に家に来てもらい詳しく検討してもらった結果、設置可能だということになりました。
迷っている人は、プロに相談してみるといいですよ!
場合によっては台を準備してその上に設置するなどの裏技?もあるそうですから。
死角ができる
「場所をとる」というデメリットと同じかもしれませんが、なかなかの大きさのため、どうしても死角が生じます。
小さい子どものいるご家庭では、「危ないことしてないかな?」など子どもの様子が気になってちらちら見ることも多いでしょう。
そんなときに死角があると、ちょっと移動しないと様子が見えないということも考えられます。
使えない食器がある
食洗機は高温で洗うこともあるため、食器によっては使えないものもあります。
プラスチック食器でいえば、耐熱温度60℃未満は洗えないそうです。
無理に入れて洗うと変形し、使えなくなってしまいます。
また、フッ素加工した食器も、表面に傷やはがれがあるとそこからフッ素加工がはがれてしまうこともあるようです。
それぞれの食器の説明書きをよく読んで使う必要があります。
洗剤は食洗機専用のみ
食洗機一般でいえることだと思いますが、台所用液体洗剤は使えません。
食洗機専用の洗剤を使う必要があります。
台所用液体洗剤を入れて動かすと、台所一面が泡だらけという笑えない状態になるそうなので、絶対にやめましょう。
運転中の音
運転中の音は、あまり大きくありませんが、まったくないわけでもありません。
公式ページには「ささやき声」と「図書館の中」の中間くらいである約35dBとあります(イメージわきます……?)
1歳の子をリビングで寝かしつけることがよくありましたが、使い始めの頃は慣れるまで数回起きることがありました。
しかし、数日経つとあとはすやすや寝ていました。
そもそもそのような小さい子がいなければ、まったく気にならない程度の音です。
まとめ
今回は食洗機を使うことのメリットとデメリットをまとめてみましたが、正直なところ食洗機はメリットしかないと思えるほどおすすめの家電です。
わが家では“あらいぐま”と名づけられ、家事の負担を軽減してくれる重要な家電として大切に扱われています。
実は、食洗機のことを書きたいとずっと思っていました。
というのも、共働き世帯が増える今、毎日の生活の中で時間を効率良く使いたいと思っている人はたくさんいると考えたからです。
けっして手軽に買えるものではないかもしれませんが”負担を軽減して時間を生み出してくれる家電”である食洗機。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
それではまた。
くま吉でした!
あなたにたくさんの幸せがありますように♪