こんにちは!くま吉です。(@hanatare_kuma)
突然ですが「こんばん何にする?」という質問の後、気まずい雰囲気になった経験はありませんか?
よくあるのが、
ときには怒り出して、
実はこれ、実際にくま吉が経験した妻とのやりとりです。
この「こんばん何にする?」という質問はなかなかの厄介者でして、仲良し夫婦の私たちの間にさえいや~な雰囲気をつくり出してしまうという、魔法の質問なんのです。
なぜそんなことが起こるかといえば、これは ”質問した人が納得するような答えをほぼ返せない” 理不尽な質問だからです。
結論からいうと、次のようにするといいのです。
これが一番平和。
誰も傷つかず、気まずい雰囲気にもならないので、互いの心の平和は守られます(笑)
ということで今回は、この”こんばん何にする?”という質問の仕方について考えてみました。
ご意見やご感想などいただけますと、今後の家族生活の参考にさせていただきます♪
目次
「こんばん何にする?」という質問の理不尽さ
次のように場面を設定します。
質問する人 : くま吉の妻
質問される人 : くま吉
場面 : 休日の午後
状況 : くま吉は翌週分の仕事の準備をしている。妻はそろそろ夕ご飯の準備に取り掛かろうとしている。
妻が献立について「こんばん何にする?」と質問をするとき、次のどちらかのパターンが考えられます。
- 自分で一通り考えても思いつかずに相談している
- 全く考えずに質問している
(献立がすでに決まっているのなら「こんばん何にする?」という質問自体がおかしいですから、これは外れます)
まずはじめに、妻が一通り考えても決められなかった献立を、突然「こんばん何にする?」と私に質問してすぐに答えられるでしょうか?
なかなか難しいですよね。
だって、冷蔵庫の食材の状況もわからないし、その日はどのくらいの時間と労力を料理に使えるのかも全くわからない状態ですもの。
私が仕事など他のことをしている場合なら、なおさら頭が回りません。
せめて、少し考える時間がほしいです。
仮に私が「麻婆豆腐がいいな」などと、適当に答えたとしましょう。
そして妻もたまたま「今夜は麻婆豆腐にしたいかも……」と考えていたとします。
これなら大正解、お互いがハッピーです。
しかし、確率としてはかなり低いでしょう。
無数にある料理の中から、妻が選んだたった1つの料理を当てるわけですから。
多くの場合「こんばん何にする?」という質問をする時点で、妻はひと通り献立候補を検討しています。
昨日の献立や冷蔵庫の食材、料理に使える時間や労力などを総合的に考えて、献立の中身に自分なりに目星を付けているのです。
だからこそ、私が答えた内容が全然的外れだと、すぐに「え~、イマイチだなぁ」と判断されてしまいます。
こんな場面もありました。
私は、妻を気づかって言ったつもりだったのですが……。
確かに。
作る人にとっては、どんな料理も手間がかかるに違いありません。
ただこんなふうに言われてしまうと、聞かれた側にとってはいよいよ八方ふさがりですよね。
というのも、こちらとしてはどうしても食べたいものがあって、「〇〇を食べたい!食べたい!食べたいんだ~~!」とごねているわけでもないのです。
本当に何でもいいんだけど、何か答えなくてはいけなそうだから、妻の負担ができるだけ減るようなメニューをと思って提案しただけなんですもの。
一切の情報がない状態で突然質問され、数分間の制限時間内に妻が目星をつけている料理名を答えなくてはならないというのが私の置かれた状況。
なかなかにシビアです。
仮になんとか答えることができたとしても、それが妻のイメージしているものに合わなけれら「え~」とイマイチな反応をされて報われない……。
この理不尽な質問を、なんとか工夫できないものでしょうか?
こんな聞きかたどうでしょう?
朝昼晩と毎日献立を考えて料理をするのは、大変なことです。
妻には本当に感謝しています(いつもありがとうございます!)。
ときどき何を作ればいいかわからなくなり、人に聞きたくなるのも理解できます。
だから、献立ついて質問することは問題ないのです。
ただ、聞き方を少し工夫してみましょう。
時間の猶予を与える
質問した後すぐに
「何がいいの?ねえ、聞いてるでしょ?早く答えてよ」
とせかされると困ってしまいます。
「こんばん何にする?また後で聞くから、少し考えてみて」
このように聞いたら、少し考える時間の猶予があります。
選択肢をしぼる
人間は選択肢が多すぎると、決められなくなってしまう生き物です。
無限にある選択肢の中から「何にする?」と聞かれると、何にしていいかさっぱりわからなくなってしまいます。
そうであれば、逆に選択肢をしぼってみるのです。
「今日は時間がないから、〇〇でいいかな?」
「冷蔵庫に〇〇があるから、△△でいいかな?」
このように提案されたなら、聞かれた側はさらに答えやすくなります。
【注意】
なお、このように聞かれた際は黙って従うことをおススメします。
「え~~、〇〇がいい~」と駄々をこねる場合は、最悪「じゃあ、自分でやって!」となります。
どうしてもというときは、自分で作ることを覚悟の上で駄々をこねてください。
食材の状況を伝える(ちょっと上級者向け)
これは、ある程度料理をする人にしか伝わらない質問の仕方かもしれません。
冷蔵庫の中にある食材について「~と~と~があるんだけど、どうしよっか?」などと質問してみるのです。
この質問にちゃんと答えられるレベルの人であれば、ひょっとして「今日、自分作る?」なんてうれしい返事が返ってくることもあるかもしれません。
「なんでもいいよ」には2つの意味がある
「なんでもいいよ」という答えに、“人任せにされている” と感じてイラッとするという人もいるかもしれません。
でも、少しだけ待ってください。
先ほどのようなやり取りを数回経験して理不尽な思いをすると、次第に「あ、またあの質問か…」と良くない展開を想像してしまうようになるのです。
当てられっこないクイズに、無理やり答えさせられるようなあの感覚……。
その結果、半分あきらめの気持ちで「なんでもいいよ」と答えるようになってしまうのだと思います。
「自分なりに一生懸命考えて答えを出したのに、うまくいかなかった」という苦い思い出が、そうさせるのです。
同時に、「なんでもいいよ」には相手を思いやる気持ちもこめられている場合があります。
聞かれた側が本心から「あなたが作ってくれるなら、なんでもうれしいよ」という気持ちで「なんでもいい」と言っている場合です。
これらの判断はなかなか難しいかもしれませんが、「なんでもいいよ」という答えを頭ごなしに否定するのは得ではありません。
実際に妻は、「なんでもいいよ」が私の本心からのものであり、妻自身を労わる気持ちが込められていると理解したときから、料理の準備がぐっと楽になったと言っていました。
献立作りに役立つクラシル
かく言う私も、おかげさまで育休中にはたくさん料理修行をさせていただきました。
妻の方が料理上手だしスキルもあるので、自分の立ち位置としては完全に”見習い料理人”です。
大学進学を機に1人暮らしを始め、その後約2年間海外に住んで自炊もしていたので、全く料理の経験がないわけではありません。
しかし、このときの料理修行のメインテーマは”手軽でヘルシーな離乳食”です。
カレーやポトフ、豚肉生姜焼きやお鍋など、これまで作ってきたものとはかけ離れた、赤ちゃんに提供するお料理を中心に教えてもらいました。
すると離乳食と大人が食べる食事について両方の献立を作ることになったわけですが、そんなときに役立ったのがクラシルというアプリ(おすすめです♪)。
冷蔵庫にある食材を上手く活用できる献立を作るのはなかなか難しかったですが、パズルみたいに使って料理するのも楽しくて、良い経験になりました。
わからないときは「どうやるの?」とすぐに妻に相談できたので、料理の腕も上がりました。
自分で作った料理を、「美味しいね!」と言いながら本当に美味しそうに食べてくれる妻のおかげで、一歩一歩成長できたわけです。
まとめ
ということで、今日から「こんばん何にする?」という質問の仕方を工夫してみませんか?
「今夜は〇〇にしようと思うんだ。いいかな?」これ、おすすめです。
さらに即答を求めず、「また後で聞くから」なんて時間の猶予を与えられたら完璧。
きっと「こんばん何にする?」と質問した後の、不穏な空気は今日から姿を消すことでしょう。
あとは、どちらが作った料理だとしても、作ってくれた人に感謝の気持ちをこめて「美味しいね」と伝えられたら最高に幸せな家族の食卓になると思いますよ。
それではまた。
くま吉でした!
あなたにたくさんの幸せがありますように♪