生き方

成田山での断食修行中に、おすすめな過ごし方

男性用断食道場

こんにちは!くま吉です。(@hanatare_kuma

成田山新勝寺での断食修行に実際参加してみて分かったことが、自由時間が結構あるということです。

本を読む、自分を見つめる、ゆっくり体を休める…。

どれも時間の過ごし方としてアリだと思うんですが、選択肢が多い方が有意義に過ごせますよね。

私もせっかく成田山新勝寺に来たのだからと、あちこち巡ってみました(もちろん、体力のある修行前半のうちに……)。

今回は、断食修行中の自由時間を有意義に過ごすために、おすすめな過ごし方を紹介します。

あくまでも私が体験した範囲ですが、断食修行中の様子がわかると思いますよ。

 

起床 ~ 御護摩(おごま)

朝の健康チェックは、あの二宮尊徳(二宮金次郎)さんが修行されたという建物の横で行います。

朝の体調と、前日に飲んだ水の量を紙に「正」の字で記録(湯飲みで〇杯分など)しておいたものを、このときに報告するのです。

二宮尊徳(金次郎)

午前5時半頃から大本堂での御護摩(お祈りの儀式)に参加します。

御護摩は早朝にも関わらず信者の方々がたくさん集まり、厳かな空気に満たされた空間でした。

御火加持(おひかじ)といって、本堂の中心で燃える炎に対して身に付けているものをかざし、そのご利益をいただくこともできます。

中心に座って儀式を勧める僧侶の方の動きは、一つ一つ無駄がなく洗練されており、まるで一つの演目を見ているかのような感覚になりました。

不動明王様の知恵の炎をじっと見つめ、御真言を唱えて儀式に参加します(御真言が書かれた紙が渡されるので、覚えていない人でも安心ですよ)。

真面目に参加していたので、断食が終わる日には自然と御真言をすっかり覚えてしまっていました。

のーまく さんまんだー  ばーざらだん せんだー   まーかろしゃーだー  そわたや うんたらたー  かんまん

大いなる不動明王様、私たちの迷いを打ち砕き、障害を取り除き、願いを叶えさせてください。動じることのない柔軟な心で。

みたいな意味らしいです。

 

成田山公園でお散歩

御護摩を終えて一息ついてもまだ午前6時半、基本的にこの後は自由です(日によっては昼過ぎに法話が予定されている日もありますが、中止になることもよくあるようです)。

成田山新勝寺の境内はとても広く、私はとてもじゃないけど1日で回れる気がしなかったので、のんびりとお散歩していました。

断食のいい所は、お昼を気にしなくてもいいということです。

普段の生活では、1日は昼食を境に午前と午後が分かれているように感じますが、断食中はその境がありません。

わざわざ食事を取るために戻ってきたり店に入ったりする必要もないので、体調が良ければそのまま自由に行動できます。

ただ断食中は、疲れからなのか体力が落ちているからなのか、公園内の昇りの階段で足が震え、普段と違う体の様子に少し戸惑うこともありました。

公園内には、昔の偉いお坊さまのお墓?記念碑?などもあり、小さな滝もあります。

成田山公園の滝

休憩所やベンチもあるので、本を持って行って読書にふけるのもいいでしょう。

私は本を持参して読書をし、疲れたらノートへその時に思っていたことをあれこれと書き留めて過ごしました。

お腹が空いていると、イライラして集中力も続かないような気がしていましたが、不思議と頭はすっきり、集中して考えることもできました。

 

公園の中には池もあります。

橋を使って進めば、池の中のちょっとした屋根のある休憩場所も利用することができます。

自然豊かな場所。

虫や鳥の他、コイやカメも優雅に泳いでいて、心を和ませてくれます。

特にコイはものすごい数で、誰かが餌を投げ入れるとものすごいことになっていました。

鯉たちの争い

(平和や安らぎとは程遠く、争い一色のひととき……)

 

ボランティアガイドさんのツアーがおすすめ

時間と体力に余裕がある場合は、ボランティアガイドさんのツアーもおすすめです。

専門的な知識をもった人に解説してもらいながら、歴史的な施設や美術館などを巡るのって楽しいですよね。

好奇心旺盛な私

 

は、もちろん参加しました。

ガイドさん
ガイドさん
石ずり不動明王という、石に掘られた不動明王さまがいたでしょう?
くま吉
くま吉
ああ、あの大きな石に掘られたお不動さまですね。
ガイドさん
ガイドさん
昔の人は半紙を持ってきては、あの石の上に置いて炭でこすって写したのです。現代のコピーのようにして持ち帰り、家で信仰の対象にしたんですよ。
くま吉
くま吉
なるほどぉ。印刷技術も発達していなかったからなぁ……。
ガイドさん
ガイドさん
三重塔は1階の軒下に龍(りゅう)、2階に麒麟(きりん)、3階に獏(ばく)という霊獣が彫刻されています。
くま吉
くま吉
すごい技術ですね。かっこいいなぁ。
ガイドさん
ガイドさん
もしも三重塔が火事や争いに巻き込まれたときは、龍は天に昇り水を持ってくるし、獏は悪夢や鉄を食べるということで争いの元となる考えや武器を食べてくれると考えられていたんですよ。
くま吉
くま吉
へえ~~!!深いなぁ……(あれっ麒麟は??)

自分1人で見て回っても気付かない発見にたくさん巡り合わせてくれる、とても充実した時間でした。

三重塔の軒下

写経も無料で体験できます

写経に参加する場合、一般の方は『般若心経』が2000円かかるのですが、断食修行者は無料で体験することができます。

以前から興味があった私は、せっかくなのでこの機会に体験してみることに。

私が参加したときは、道場脇の建物で断食修行者の3人だけで行いました。

日常の慌ただしさを忘れ、静かでゆったりとした時間を過ごして心と身体のリフレッシュ。

1字1字書き進める毎に煩悩が消えていき、無の境地に。

 

……となるように思ったのですが、正直、正座で足が痛くて仕方がありません。

実際には、頭の中が「足が痛い!」「早く終わってほしい!」という雑念で埋め尽くされる残念な結果に。

しかも、字をなぞれば誰でも上手に書けるというほど簡単な訳もなく、「む~ん、なかなかうまく書けない…」ともやもや。

 

結局、書き終えるのに約1時間かかりました。

「くま吉や、修行とはそんなに甘いものではないぞ」

と、どこからかお不動さまの低く厳しいお声が聞こえてくるようでした。

 

確かに、ぽんっと修行に参加して何かを得られるほど甘い世界ではないですよね。

僧侶の皆さんだって何十年も修行なさっているのですから。

もしも成田山新勝寺での写経体験に興味があるという方は、こちらからどうぞ。

 

平和の大塔の不動明王像

総工費50億円といわれる平和の大塔には、大迫力の不動明王像があります。

不動明王さまの怖~い顔は、私たちに向けられているのではなく、悪い考えや行い、煩悩に向けたものなのだとか。

自分の心の迷いや不安も、あの大剣でバッサリやってもらいたいと思いました。

平和の大塔

一階には、チベット仏教の僧侶が作った砂曼荼羅(すなまんだら)が置かれています。

これは特殊な道具を使いながら色の付いた砂を落としていき、絵や模様を描くものです。

非常に細かい模様が砂で精密に描かれており、本当に見事なものなので一見の価値ありです。

 

砂曼荼羅って?という方はこちらをご覧ください(成田山新勝寺の砂曼荼羅ではなく、相田みつを美術館の砂曼荼羅の動画です)

ダライ・ラマ法王生誕75年 祝賀特別記念行事@相田みつを美術館

 

成田山仏教図書館

成田山仏教図書館には、33万冊以上の本が置かれています(2018年3月現在)。

なんとマンガもあるので、私は仏教関係のマンガを読み漁っていました。

断食修行後半になってくると境内をあちこち巡る体力が落ちてくるので、その頃に合わせて利用するのがおすすめです。

昼食を食べに戻る必要もないので、一日中読みふけり、マンガ喫茶状態でした。

毎週月曜日と祝日は閉館日になりますが、予定が合う方はぜひ行ってみてください。

 

まとめ

今回は断食修行中におススメな時間の使い方を提案してみました。

慌ただしい時代を生きる私たちにとって、断食修行中は自分と見つめ合ういい機会なのかもしれません。

せっかくですから、ぜひいろいろと体験してみましょう。

自然の中で目を閉じて自分と見つめ合うと、それまで気が付かなかった自分の一面を発見できるかも?!

なお、私が参加した断食修行中は各施設への入場料はかかりませんでしたが、これから参加される方は道場の世話役さんに確認した上で行くことをおすすめします。

 

それではまた。

くま吉でした!

 

あなたにたくさんの幸せがありますように♪

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