こんにちは!くま吉です。(@hanatare_kuma)
FXを始めようと思っても、そもそもどんなトレードの仕方あるのか知らないと、始められないですよね。
この記事では、トレードと分析の方法について、それぞれの特徴をまとめました。
どちらのトレード方法が良いとか、どちらの分析方法が優れているとかはありません。
自分に合ったもの、自分が使えるものを選ぶ上で、参考にしてもらえれば嬉しいです。
目次
裁量トレードとシステムトレード
FXのトレード方法は、大きく次の2つの方法にわかれます。
- 裁量トレード:売買のタイミングを自分で判断する取り引き
- システムトレード:プログラムの設定に任せて自動で売買される取り引き
システムトレードは、略してシストレなどとも呼ばれ、私が使っているリピート系FXもこれに入ります。
設定しておけば自動で売買してくれるため、自動売買と呼ばれることもあります
裁量トレードのメリット・デメリット
メリット
- 価格変動に合わせて、利益や損切りの幅を変えるなど柔軟な対応ができる
- 自分の知識や経験次第で、様々な手法を自由に取り入れながらトレードできる
- 雇用統計などの指標や各国の要人発言など、必要な場面で即時対応できる
- 取り引き会社を自由に選べる
デメリット
- 常に相場を気にしていないとトレードすることができない
- 自分の知識や経験によって、トレード結果が大きく影響される
- 利益や損失が大きく膨むと、感情的なトレードをしてしまう場合がある
- 無駄なトレードが多くなると、結果的に利益を下げてしまう
システムトレードのメリット・デメリット
メリット
- 常に相場を気にする必要がなく、システムに任せてほったらかしにすることができる
- 自分の知識や経験よりも、選んだプログラムによって運用結果が決まる
- 感情的なトレードではなく、プログラムが論理的にトレードする
- 無駄なトレードをなくし、結果的に利益を上げることができる
デメリット
- 価格変動に合わせて、利益や損切りの幅を変えるなどの柔軟な対応が難しい
- 経験豊富で自分のトレード手法を確立している人にとっては、利益を下げる結果になる場合もある
- 雇用統計などの指標や各国要人発言など、必要な場面で即時対応することが難しい
- 取り引き会社を自由に選べない(システムによるトレードを扱っていない取引業者もあるため)
このようにどちらにもメリット・デメリットがあるため、自分の経験や資産に合わせてトレード方法を選択する必要があります。
ざっくりと分ければ、相場の値動きが分かるなら裁量トレード、分からないならシステムトレードをするイメージでしょうか。
ただ、そもそも通貨の値動きなんて素人に予想できるものなのでしょうか……?
ファンダメンタル分析とテクニカル分析
裁量トレードでお金を稼いでいる人は、その人なりに相場の動きを読み取る技術をもっています。
だからこそ値動きを予想し、売買タイミングを見つけることができます。
極端な話ですが、売買のタイミングさえ正確に見つけることができれば、一夜にして大金もちになることも可能です。
しかし、そんなことは普通できません。
お金の値動きには非常に多くの要素が結びついていて、とても複雑な変化をするからです。
昔からたくさんの賢い人たちが研究を重ね、より正確にお金の値動きが予想できないだろうかと考えられてきました。
いろいろな分析の手法が編み出された中で、主に2つの系統を紹介します。
ファンダメンタル分析
お金の価値は上がったり下がったりします。
一言であらわすと単純な仕組みに聞こえますが、実際はそうでもありません。
国の通貨である以上、その国の政治や資源、貿易、人口、経済活動、産業、保健、軍事……、数えきれない要素がお金の価値と結びついているからです。
それらに加えて、国と国とのお付き合いもあります。
「あの国とはずっと仲良くしてきたけど、あの国はあんまり好きじゃないな」
まるで人間みたいにそれぞれの国にも外交関係があり、そこには必ず力関係も発生します。
これが、値動きをさらに複雑にしていきます。
無数の要素をお金の価値に結びつけて考え「この国とこの国のお金では、こっちの国のお金の方が価値が上がるだろう!」と未来を予想するのがFXです。
このようにしてお金に関係する様々な要素を分析し、そのお金の価値がその後高くなるのか低くなるのか予想することを、ファンダメンタル分析と言います。
テクニカル分析
一方、通貨の価格変動を表したチャートに、様々な線を引くなどして値動きを予想していくテクニカル分析という方法があります。
ドラマや漫画などで、FXトレーダーが何台ものPCの前に座り、チャートの動きを見ながらビシッと注文する場面を見たことはないでしょうか。
あれがテクニカル分析です。
過去のある期間において、その通貨の価格がどのように変化してきたかを、様々な計算式に当てはめて数量的に分析していきます。
その結果、現在の通貨の価格は高すぎるからここからは下がるはずだとか、この辺まで下がったら後は上がっていくはずだとか、予想するわけです。
テクニカル分析の指標やツールは非常にたくさんあり、初心者には選ぶのも一苦労かもしれません。
仮にこの手法がおすすめ!という指標を選んだとしても、その手法で値動きを正確に読み取っていけるようになるまでは、長い試行錯誤の期間と経験が必要になるのです。
以上がファンダメンタル分析とテクニカル分析の特徴です。
どうしょうか?
あなたは、これらの分析を使って正確な予想ができそうですか?
自分には難しいかも……
ファンダメンタル分析もテクニカル分析もとても難解で、自分には使いこなすことなんてとてもできないと私は思っています。
一見すると、その分析方法の華やかさばかりが目立ち、そのスタイルをマネすることで大きな利益を得られそうにも思えてきます。
しかし、現実はそれほど甘くありません。
実際に私はトルコリラ円のトレードで大損失を出し、とても良い勉強をさせてもらいました(笑)
トルコリラ円裁量トレードの大失敗についてはこちらの記事へ。

もちろん、上記の分析方法をしっかりと研究されて、ちゃんと利益を出されているトレーダーさんもたくさんいます。
ここではそれぞれの方法を否定・批判しているのではなく、純粋に自分には上手く活かせそうにないということを書きました。
まとめ
今回は、FXのトレード方法と、お金の値動きを予想する上でどんな分析方法があるのかについて書きました。
繰り返しますが、どの方法が良いとか悪いとかはありません。
あくまでも自分に合ったもの、自分が使えるものを選ぶというのが、正解なのだと思います。
いろいろFXについての情報を集める中で、結局私はリピート系FXという自動売買の一種を選びました。
決め手は何といっても、自分に相場を読む能力はないという残念で確実な事実。
リピート系FXについては、またあらためて詳しく書きますね。
それではまた。
くま吉でした!
あなたにたくさんの幸せがありますように♪