こんにちは!くま吉です。(@hanatare_kuma)
『マネースクエア』のトラリピが、5月26日(日)からメキシコペソの注文受付を開始します!
かつて、スワップポイントを狙ったトルコリラ円の運用で痛い目に合った私。
…と思っていたのですが、今回の注文受付開始をきっかけにメキシコペソのことを調べてみたくなりました。
すると、メキシコペソには私の知らなかった魅力がいっぱい♪
トルコリラほどリスクは高くなく、長期間で資産をじっくり増やす戦略にぴったりな通貨だということがわかりました。
今注目のメキシコペソについて、調べた情報をまとめます。
目次
メキシコの基礎情報

メキシコの正式名称は、メキシコ合衆国。
中南米ではブラジルに次ぐ第2位の経済規模を持つ新興国であり、人口は約1億2920万人です(2017年国連)。
日本と比べ、人口は少し多いくらいですが、面積は約5倍の196万平方メートルもあります。
メキシコの人口増加率は2017年に前年比 1.3% であり、2016年の出生率は女性1人あたり2.18人です。
どんどん人口が増えているんですね。
一般的に、人口が増えることは労働人口も増えることであり、将来的に成長力が高まっていくことや、国内の個人消費の拡大も期待されます。
日本の人口増加率は、2011年から2017年まで前年比 -0.1 ~ -0.2% で推移しています。
メキシコペソの特徴
メキシコは、アメリカ・グアテマラ・ベリーズと国境を接しており、鉱物資源が豊富でメキシコ湾からは原油も産出されます。
そのため、メキシコペソは資源国通貨と位置づけられています。
国境を接するアメリカとは経済的結びつきが強く、その景気動向や外交関係にメキシコペソは大きな影響を受けるという特徴があります。
気になる為替レートですが、2019年5月21日現在 1メキシコペソ = 約5.78円。
史上最安値は2016年11月9日につけた 1メキシコペソ = 4.87円。
トランプ大統領の「メキシコとの国境の壁建設費用はメキシコに負担させる」「NAFTA再交渉」という主張が、大きく影響しました。
この2016年の高値は7円であり、変動幅は2.13円でした。
その後メキシコペソ円の変動幅は年々縮小し、2017年は1.26円、2018年はわずか0.9円と小さい期間が続いています。
メキシコペソの魅力
8.25%という高い政策金利
メキシコの政策金利は比較的高く、リーマンショック後一時 3% まで下がるものの、2019年5月現在では 8.25% まで上昇しています。
金利が高いということは、スワップポイント狙いの運用が期待できますよね。
FXならレバレッジを効かせて、さらに資金効率を高めることもできます。
とはいえ、もちろん無理は禁物。
大量に買えば誰でも利益を得られるというほどシンプルではありません。
自分の運用プランに合ったリスクを適切に管理しながら、リターンを狙っていく必要があります。
“BBB+”(S&P)という信用格付のメキシコ長期国債
高金利通貨の国は、高い金利を付けることで自国の信用の低さを補い、海外からお金を集めています。
つまり、一般的に高金利通貨の国は信用が低いので、投資家はその信用の低さを理解した上で高い金利を求めるわけです。
ではメキシコペソなどの高金利通貨とその他の通貨とでは、その国の信用格付はどのように違うのでしょうか?
三大信用格付会社の1つスタンダード&プアーズ(S&P)が発表している、ソブリンの格付リスト(国債などの信用格付リスト)を見てみましょう。

2019.4.30現在、メキシコの格付は “BBB+” であり、投資適格水準の “AAA ~ BBB-” に含まれています。
南アフリカの格付は “BB” 、トルコの格付は “B+” であり、どちらも投機的水準の “BB+ ~ D” の中に含まれています。
この点から見ても、メキシコが他の高金利通貨とは違うということがわかりますね。
視覚的にわかりやすくすると次のようになります。

実は、メキシコの格付 “BBB+” は日本の “A+” と3段階しか違わないものであり、これには正直驚きました。
高金利通貨のトルコリラで大敗した自分でしたが、再度スワップポイント狙いの運用に挑戦してみようと考えた理由の一つに、この信用力の違いがありました。
トルコリラで何をやらかしたんだい?という方はこちら。

ちなみに、S&Pによるこの格付は次のように定義されています。

詳細は『S&P Global』の日本語サイト内にある「信用格付けの手引き」をご覧ください。
格付は政治経済の情勢によって日々変わっていくものです。
信用格付を含む分析および見解については、何らかの投資判断を推奨するものではないことを申し添えておきます。
メキシコペソの不安要素
アメリカとの関係性
なんといっても、メキシコペソの行方を占う意味で、アメリカとの関係性は無視できません。
トランプ大統領がメキシコからの不法移民問題に対し、国境に壁を建設して費用をメキシコに負担させると主張していることは有名な話です。
また、アメリカはメキシコにとって最大の貿易相手国です。
そのアメリカは、貿易赤字を縮小させるためにメキシコからの輸入量を減らす方針をとっています。
現在、『北米貿易協定(NAFTA)』に代わる『米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)』が2018年11月30日に署名され、2020年1月の発行を目指しています。
この協定の行方からも目が離せません。
メキシコの治安

マヤ文明の遺跡やカンクンなどのリゾート地、テキーラやタコスにカラフルな街並み…。
メキシコはアメリカ人にとって最も人気な旅行先であり、2018年の第1四半期だけでメキシコを訪問したアメリカ人は1000万人を超えています。
観光産業が重要な外貨獲得源であるメキシコですが、治安が良くないために悪い影響が出ています。
イギリスのロイター通信社は、2019年1月22日の記事で『2018年のメキシコにおける殺人発生件数が前年比33%増となり、2年連続で記録を更新した』ことを伝えました。
メキシコ政府はこれまで、残忍な麻薬カルテル対策としてトップを除去する作戦をとっていました。
しかしそれによって内部抗争が激化し、罪のない国民を巻き込んで問題は複雑化、長期化しています。
観光資源に恵まれた同国が、治安の悪化によって思うように経済成長できないのは、なんとも悲しいことです。
誰もが安全にメキシコの文化に触れて観光を楽しめるように、治安の早期回復が望まれています。
まとめ
特徴的な帽子をかぶって、バンジョーをボロロンとかき鳴らし、陽気なラテンの人々が歌い暮らしているようなイメージのあったメキシコ。
そこには、1億2千万人を超える人々のもつ大きな可能性と治安悪化の問題がありました。
きっかけはスワップポイントでしたが、あれこれ調べて知っていくうちに以前よりもぐっと身近になった気がします。
そして、単純に利益を狙うだけではなく、国としての今後の成長も楽しみになりました。
これからさらにメキシコが経済発展を遂げ、治安も良くなっていくことで、私がいつかマヤの遺跡や美しいカリブのリゾートを訪れる日が来るかもしれません。
メキシコペソには魅力も不安要素もありますが、総合的に考えてメキシコペソ円での運用を始めることにします!
まずはいつものように運用のプランを練り、自分に合ったリスクをとりながらリターンを狙ってみます。
メキシコペソ円は少額から投資できるので、この機会にマネースクエアで一緒に資産運用を始めてみませんか?
このブログやツイッターでは、私の運用実績や細かい設定についても発信していきます。
よくわからないことや聞きたいことがある方は、こちらからお気軽にご連絡くださいね。
ツイッターのアカウント @hanatare_kuma もあります♪
それではまた。
くま吉でした!
あなたにたくさんの幸せがありますように♪